当社の沿革

会社概要

2017年に私たちが農場を引き継いだとき、Breizh Caféファームとなるものは、納屋、農家、牛小屋、豚小屋、農場小屋からなる、15万平方メートルの土地でした。農地の改修は主に、アグロフォレストリー(森林農法)の原則に沿って行われ、樹木、作物、家畜が融合されました。ヘーゼル(カバノキ科ハシバミ属の植物)、栗、セイヨウミザクラ(merisier)、オーク、ブナの木で生け垣を復元したことに加えて、1000本のリンゴの木(80品種以上)が高台に植えられました。

私たちが当ファームで実践しているアグロエコロジー(農業生態学)は、数多くの環境および社会サービスの提供に役立っております。ファームに3000本以上のボカージュの木を植えることは、光合成によって土壌に炭素を蓄えることで、気候変動との戦いに直接貢献しております。また、これらの木は、生物多様性をサポートし保護するための避難所と食料源も提供します。当ファームの多くの目的の中で、私たちの重点は依然として、クレープ職人の技術に敬意を表したソバの栽培です。当ファームが所有する約10万平方メートルのソバは、2023年に播種され、2023年9月の次回のソバフェスティバルに向けて収穫される一方で、約2000平方メートルの野菜畑は、サン・マロ、カンカル、フジェール(Fougères)にあるBreizh Caféレストランに季節の野菜を確実に供給できます。

アグロフォレストリー

アグロフォレストリー(森林農法)とは、樹木を農業システムの中心に戻すことです。これは、幅広い実践と作物・樹木の連携に及びます。果樹園と牧草地、または果樹園と野菜作物を組み合わせるのはアグロフォレストリーの実践であり、歴史的には、これによりいくつかの種類の作物をグループ化することが可能になりました。より広義には、ボカージュ、生け垣、および樹木を農業景観に組み込むあらゆる方法がアグロフォレストリーの形態です。アグロフォレストリーは農家に多くの利益をもたらし、作物の多様化、生物多様性のための生息地、微気候(非常に狭い、あるいは限定された地域の気候)、炭素貯蔵といった、アグロエコロジーの発展の手段として認識されています。

BERTRAND LARCHER

フジェール(Fougères)近郊の農場で生まれたBertrand Larcherは、常に素晴らしい料理に情熱を注いでいます。ディナール(Dinard)のホスピタリティスクールを卒業後、ジュネーブのレストランで働き、その後日本に赴き、そこで、Breizh Caféプロジェクトを開発し、これを同様に、フランスでも立ち上げました。

Bertrandは当初から、故郷ブルターニュとそこで働く人々に献身し、環境に配慮した農業への取り組みに情熱を注いでいました。

Bertrandの仕事のあらゆる側面には、地元産の製品や季節の農産物への強い思いが反映されております。これが、サン・クーロン(Saint-Coulomb)にあるBertrandファームの存在理由であり、そこで、有機ソバ、野菜、そして伝統的な品種(約80品種)からなる1000本のリンゴの木を栽培しています。またそれは、メゾン・デュ・サラザン(ソバ・ハウス)の存在意義でもあります。つまり、風味と美徳に満ちたこの種子に、ブルターニュの農業と料理の伝統に欠かせないものとして、スポットライトを当てています。

ALEXANDRE FORGEOUX

サン・クーロン(Saint-Coulomb)に本拠を置く農家に生まれ、カンカル(Cancale)の牡蠣養殖業者の息子として生まれたAlexandre Forgeouxは、自身のルーツに戻ってきました。Alexandreは、Ver de Terre Productionで農業開発と農家研修でキャリアをスタートさせた後、2023年4月にBreizh Caféファームに入社し、Stéphane Auvrayとともに野菜栽培プロジェクトを監督することになりました。

Alexandreが提唱する農業の種類はアグロエコロジー(農業生態学)です。これは、Breizh Caféファームで当社の野菜を栽培するという、Bertrand Larcherの野心と一致する、生命を育む生きた土耕栽培です。 

自然肥沃のサイクル、生態系の理解、生物のリサイクル単位として機能する土壌の能力がこの取り組みの柱です。

15万 平方メートル

10万 平方メートルの ソバ

2000 平方メートルの野菜畑

2017年 農場 開設

3000 本の木々

30 種類の 野菜

60 種類のリンゴ

1000 本のリンゴの木

数字で見る農場

Breizh Caféファームは、Breizh Caféの価値観を体現するプロジェクトで、ブルターニュのテロワール(土壌、地形、気候など、特定の郷土料理やオリジナルの飲み物などが生産される自然環境)の農業生活と豊かさを紹介したいという、私たちの願望を強調しています。