ソバ とリンゴ
「人類が食糧、健康、農業、生物多様性に関する重大な問題に直面している今、ソバはその答えの一部です」Bertrand Larcher
当ファーム創設後、論理的な流れで、私たちは2020年10月に、Kouer Breizhat(「ブルトン農民(Paysan Breton)」)という組織を立ち上げました。これは、ソバ、リンゴ、生け垣の修復という3つの目的を通じて、ブルターニュの農業生活を支援することを目的とした、農民連帯プロジェクトです。
ソバ:ソバとは一体何ですか?
このタデ科の植物の長所については、いくらでも語れます。例えば、このタデ科の植物は、何千年もの間、肥料や農薬を一切加えずに、最も貧しい土壌さえも強化してきました。また、ソバは、蜂蜜を生成する植物でもあり、その蜂蜜には治癒、鎮静、抗酸化作用があります。さらに、ソバは、ビタミンB、タンパク質、カルシウム、銅、鉄、マグネシウム、マンガンなど、栄養上の利点を豊富に備えています。そしてもちろん、ソバはグルテンフリー(グルテンを含まない)です。また、ナッツの風味が美味しいのはお伝えするまでもありません。
フランスのソバ生産量は私たちの消費量の30%に過ぎず、残りは中国と東ヨーロッパから来ています。Breizh Caféファームでのソバ中心の活動を通じて、私たちはソバの生産をブルターニュに移転することを目指しております。この目的を達成するために、私たちは当社のサン・クーロン(Saint-Coulomb)のファームで有機ソバを栽培しており、当社の農業プロジェクト、Kouer Breizhat(「ブルトンの農民」)が地元のソバとサイダーアップル(シードルアップル=pomme à cidre)の生産者の方々をご支援しております。
Breizh Caféファームのソバ
2019年9月21日、ソバフェスティバルの第1回開催中に、約3万平方メートル以上の有機ソバ(種子1トンに相当)を収穫しました。それ以来、私たちの収穫はさらに美しく成長しました。今年、2023年、私たちは約10万平方メートルのソバを植えました。これは、2023年9月16日(ヨーロッパ遺産の日(Journées Européennes du Patrimoine)と一致)の次回のソバフェスティバルで収穫する予定です。
ソバのライフサイクルは非常に早く(70~90日)、5月に播種され、通常は9月に収穫されます。苗は播種後3~5日で現れ、葉は3〜6週間で現れ、6〜7週間後に開花します。最後に、種子は10~12週間後に成熟します。
ソバは一年草の顕花植物で、高さが1メートルにもなります。また、ソバは開花期間が長い植物(50日間)で、成長期間中ずっと花を咲かせます。7~8月に、白やピンクの小さな花が咲きます。
収穫はコンバインハーベスター(農業機械)を使って行います。収穫は、9月から10月下旬まで行われます。収穫は、穀物の4分の3が熟し(段階的に熟す)、茎が赤くなり、上部の葉が失われたとき(穀物の水分が25%)に開始できます。ソバの花は、すべてが同時に開花するわけではないため、開花がすべて完了する前に収穫を行う必要があります。
リンゴ
リンゴの木は当地域の果樹園の代表的な木です。ブルターニュの歴史と切っても切り離せない関係にあり、私たちの古代の飲み物であるサイダー(シードル)のベースとなっています。
ブルターニュのサイダーアップルは非常に多様です。アルモリカン半島(péninsule armoricaine)だけでも300種類以上の在来品種があり、1つのサイダーに数十種類もの品種が集まっていることもあります。Kouer Breizhatは、リンゴの木の購入、果樹園の開発、サイダー生産の奨励、リンゴベースのアグロフォレストリーの支援と促進によって、これらの品種を保護し支援することを目指しております。
サン・カスト・ル・ギルド(Saint-Cast-Le-Guildo)にある、Ferme des Landes(フェルム・デ・ランド農場)の当社のパートナーである、サイダーメーカーのJehan Lefevre氏は、Jehan氏の工房でBreizh Café用のサイダーを製造しています。ここ数年、同氏の素朴な農家サイダーは、当社の全レストランで売出し中です。Jehan Lefevre氏と緊密に連携し、Breizh Caféファームは、80種類の品種から選ばれた約1000本のリンゴと梨の木を植え、当社自身の収穫物からBreizh Caféサイダーを作りました。これは、間もなく発売される予定です。